ショッピングセンターでおなじみイオンモール(株)と、太陽光発電システム・メーカーの京セラ(株)は、業務提携の第1弾となる京セラ製システムのショールームを埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウン内にオープンしました。どんなところなのか、さっそく出かけてみました。
ショールームの正式名称は「京セラソーラーFCレイクタウン」。イオンレイクタウンmoriの2階にあります。イオンレイクタウンは、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅に直結した巨大ショッピング・モールです。このイオンレイクタウンは、環境への取り組みを全面的に打ち出していて、各種のエコロジー対策がとられています。なかでも圧巻は、国内の商業施設としては最大となる、4000m2の太陽光発電モジュール(→用語解説)を設置していること。4000m2といわれても、すぐにはピンときませんが、これは50mのオリンピックプールの4面分にあたるんだそうです。瞬間最大発電量は487kW。一戸建てに搭載できる最大出力の全国平均は3.5kW程度といわれていますから、ざっと140戸分くらいあります。実際、越谷レイクタウン駅を降りると、太陽電池をびっしり設置したイオンレイクタウンのゲートがお目見えします。
イオンレイクタウンは巨大モールで、建物は「kaze」と「mori」の2つに分かれていて、今回のショールームは、駅から遠い方のmoriにあります。歩くとけっこうな距離があり、途中で不安になってきますが、あせらずmoriの2階を目指してください。
「京セラソーラーFCレイクタウン」は、太陽光発電モジュールの展示や、環境関連の書籍や雑誌を閲覧できるスペース、子供向けの「エコ育ひろば」などからなる、こぢんまりとしたショールームでした。ここでは、太陽光発電に関する疑問や不安などへの回答や、自宅に設置した場合のシミュレーションなどを行ってくれるとのこと。シミュレーションを希望する場合は、自宅の屋根の形状や大きさ、方角などがわかる資料(写真や図面など)を持参すると、より正確にシミュレーションできるそうです。
太陽光発電には興味があるし、自宅に設置したらどうなるのか知りたいと思っても、どこに連絡して誰に聞いたらいいのかわかりません。インターネットで「太陽光発電」をキーワードにして調べれば、施工業者などが多数見つかりますが、いきなり商談ということではなく、もう少し気軽な雰囲気で質問や相談をしてみたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。そういう人にとっては、ショッピングセンターでのお買い物のついでに、ちょっと立ち寄って様子をうかがえる、便利なスペースになるでしょう。
今回の「京セラソーラーFCレイクタウン」は、イオンと京セラの業務提携の第1号ショールームですが、今後も順次店舗を増やしていく予定で、次はイオンモール日の出(東京都西多摩郡日の出町)への出店が予定されているとのことでした。
(2009/8/11公開)