太陽光発電システムの設置費用は設置条件によりまちまちで、個別のケースでいくらかかるかを正確に知るには、専門の施工業者から見積もりをとる必要があります。以下は、あくまで目安として、編集部で入手した資料を基に記述したものです。
太陽光発電システム(→用語解説)の導入に対する国の補助金制度を説明するために、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)は「ソーラータウンミーティング」という説明会を全国で開催しました。2009年5月に開催されたソーラータウンミーティングで参加者に配布された経済産業省 資源エネルギー庁発行の資料において、設置コストの概算値が紹介されています。これは、2009年1月から3月までの間に補助金申請があった実績から、住宅1戸当たりの太陽光発電システムの設置費用(機材一式の購入と工事費)を試算したものです。ただしシステム設置にかかる金利やメンテナンス費用、設置後に発生する修繕費などは含みません。
これによれば、住宅1戸当たりに搭載される太陽光発電システムの最大出力の平均は3.5kWで、この3.5kWのシステムを新築住宅に設置する場合の工事費用は約185万円、既築住宅に設置する場合は約225万円とのことです。
経済産業省 資源エネルギー庁発行の資料に記載された太陽光発電システムの設置コスト試算
新築住宅では、建材一体型の太陽光発電モジュール(→用語解説)を選択すれば、通常の屋根材を節約できること、そもそも住宅工事用に設置した足場を共用して設置に使えるなど有利な点があるため、既築住宅に設置する場合よりも安価になっています(既築住宅への設置よりも約40万円安価)。一方、既築住宅に設置する場合は、太陽光発電システムの設置のためだけに設置準備(足場など)が必要になること、場合によっては屋根や家屋の補強が必要になることなどから、新築住宅に設置する場合よりも割高になる傾向があります。
(2009/7/22 公開)
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