変わります。一般に、入射光の量が最も大きくなるのは、真南に向け、傾斜角30度程度で太陽光発電モジュールを設置した場合だといわれます。真南でなくても、ほぼ南に面していれば(南東や南西)、それほど光量は低下しません(真南に比べ、光量の低下は数%程度)。
西や東面の屋根にもモジュールを設置することは可能です。この場合は傾斜をつけず水平に設置するほうが入射光量的には有利だとされます。ただし、モジュールを水平に置いてしまうと、ホコリや落ち葉などがモジュールについても、雨で自然に洗い流されなくなってしまうので、通常は傾斜をつけて設置します。
北面の屋根にもモジュールの設置は可能ですが、傾斜が大きければ大きいほど発電量は低下します。平均的には、南面の60%程度の発電量になるといわれます。モジュール価格は同じですから、日射条件の悪い北面に設置するかどうかは、施工業者と相談してよく検討する必要があります。通常は、北側の屋根に設置しても費用を回収できないので、設置しません。
以下は、水平から30度の傾斜で、各方角(真南、南東/南西、真東/真西、真北)にモジュールを設置した場合の年間日射量を比較したグラフです。グラフでは、真南を100%として、ほかの方角でどれだけ日射量が低下するかを表しています。南東/南西では5%程度の低下、真東/真西で16%の低下ですが、真北の場合は37%も少なくなることがわかります。
(2010/3/20 更新)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。