2015年7月15日(水) 13時51分 公開
三菱電機は、単結晶シリコン型太陽電池セルを採用した単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」の高出力化を図った「マルチルーフ 230Wシリーズ」を発売する。標準形状の「長方形」のほか、正方形に近い「ハーフ」、寄棟屋根向けの「台形」に加え、長方形とハーフの短辺側のセルを5枚から4枚に減らして細長くした「スリム」と「スリムハーフ」をラインアップする。
三菱電機の「マルチルーフ 230Wシリーズ」
上左から「PV-MA1820LW(スリム)」「PV-MA0910LV(スリムハーフ)」、下左から「PV-MA2300L(長方形)」「PV-MA1120LH(ハーフ)」「PV-MA1120LL(台形 左用)」「PV-MA1120LR(台形 右用)」。表面側の封止材の光透過性を向上するなどにより、高出力化を実現している。(写真提供:三菱電機)
230Wシリーズでは、太陽電池セルを保護する表面側の封止材の光透過性を向上し、セル間を接続する配線を従来よりも25%厚くして電気抵抗による発電ロスを減少するなどにより、2014年モデルに比べて長方形モジュールで5Wの公称最大出力向上し、230Wを実現している。
三菱電機では、工場出荷検査時にモジュールの公称最大出力値を上回る出力を確保する独自のプラストレランス基準を採用しており、すべてのモジュールで公称最大出力値以上を確保しているという。システムとして公称最大出力値以上の発電量が期待できることから、売電量増加にも寄与するとしている。
マルチルーフ 230Wシリーズの主な仕様
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。