太陽光発電システムで発電された電気は、まず自宅の電気機器で消費され、それで余剰がある場合には、余剰分を電力会社に買い取ってもらいます。ただしこれには、お住まいの地域の電力会社と「系統連携」と呼ばれる契約を結ぶ必要があります。
ここでいう「系統」とは、電力会社が管理する電力線網を指しています(「電力系統」と呼ばれることもあります)。太陽光発電システムを持たない通常の住宅は、電力系統に電線をつなぎ、電力会社から電気を一方的に買います。これに対し太陽光発電システムを設置した場合は、余剰電力を系統に戻して、これを電力会社に買い取ってもらいます(系統に戻された電気は、周囲の家で消費されます)。このように系統から電気を買うばかりでなく、ときとして売る関係になることを「系統連携」と呼んでいます。
通常は、太陽光発電システムの設置を担当する施工業者などが系統連携の手続きをリードしてくれます。施工業者の指示に従って申し込みを行ってください。
(2009/8/3 公開)
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