賃貸住宅は居住者の所有物ではないので、居住者(つまり賃貸人)が独自に太陽光発電システムを設置することはできません。
既築の賃貸住宅に後から設置するのは簡単ではありませんが、導入時の補助金や、余剰電力の倍額買取策などが開始されたため、他の賃貸物件と差別化するための付加価値として、太陽光発電システムを設置する賃貸住宅も登場してきています。家主にしてみれば、初期の設置コストがかさみますが、太陽光発電により居住者の光熱費は下がりますので、その分を家賃に加算したり、そうした太陽光発電のメリットを空き室対策にしたりできると好評のようです。
賃貸物件を手がける大手ハウスメーカーの中には、太陽光発電システムの設置を前提とする賃貸物件用のシリーズなどを発表するところも登場してきています。まだまだ、全体から見れば少数だと思いますが、今後は徐々に太陽光発電対応の賃貸物件も増えていくでしょう。賃貸住宅でも太陽光発電をと思う方は、対応物件がないかどうか、探してみてください。
(2009/11/26 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。