あっという間に12月。昔から年末に行う大掃除ですが、最近は早めに大掃除に取り掛かる人も多いみたいですね。このコラムで取り上げるお掃除の話といったら、やっぱりエコ掃除。これまでもいろいろ取り上げてきましたが、今回紹介するのは「セスキ炭酸ソーダ」です。
「セスキ炭酸ソーダ」は、重曹によく似た白い粉でドラックストアや100円ショップなどで購入できます。重曹なら知っている方も多いと思いますが、エコ掃除を心がけている人でも「セスキ炭酸ソーダって何?」という方も多いと思います。アルカリウォッシュという名称で、家庭用洗剤などの成分として配合されているので、それなら知っている、という人もいるかもしれません。簡単にいうと、「セスキ炭酸ソーダ」は重曹より水に解けやすく、アルカリ度が高い物質。アルカリ度が高いということは、その分汚れ落とすパワーも強いということになるそうです。もちろん、重曹も含めセスキ炭酸ソーダのようなアルカリ剤は環境への負荷が小さく、一般的な石鹸や洗剤より安心して使えます。
その基本的な使い方を2つほど紹介します。まずはバケツに張った水で拭き掃除をする場合、 5リットルの水道水に大さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを加えよく溶かします。次にスプレー水でポイントに吹き付けて拭き取る場合、スプレーボトルに250CCの水道水を入れ、小さじ半分程度のセスキ炭酸ソーダを加えよく溶かします。セスキ炭酸ソーダは、皮脂・垢や台所の油といった油汚れやタンパク質による汚れをよく落とします。なので、キッチンやバスルームはもちろん、手垢や皮脂が付きやすいドアノブや電気のスイッチ、リビングなど住まいのあらゆるところの掃除にマッチします(ちなみに、セスキ炭酸ソーダには研磨作用はあまりないので、しつこいコンロの汚れのようなものには重曹の方がよいそうです)。
最後に注意事項です! セスキ炭酸ソーダ(重曹も同様)は、加熱するとアルカリ性が強くなり、50度を超えると危険です。扱いには十分注意してください!! また、畳、カーペットなどの布製の物、白木などのデリケートな木製の物、アルミ素材の物への使用は避けましょう。しみや変色の恐れがあります。
エコな素材で気持ちよく大掃除をすれば、きっと新年も気持ちよく迎えられるはず! ぜひ試してみてくださいね!
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