官庁街のイメージが強い霞が関なので、ランチをするために来るなんてことはないかもしれません。でもここにほかのお店にはないユニークなランチを食べられるお店があるってご存じでしょうか?
「手しごとや 咲くら」は官庁内にある農林水産省の和食カフェ。官庁内とはいってもこのカフェは一般に開放していて、手続きなしで誰でも利用できます。自分で好きなものを選ぶアラカルト形式の和食カフェは、どこにでもありそうな食堂のようなカフェです。でも、メニューを見ると使われた食材から計算された自給率の表示がされています。
現代日本では肥満や生活習慣病といった飽食で起こる問題の方がリアリティがあるので、食べ物がなくなる危機感を持つことは困難ですね。でも世界的には人口が増え続けていて食料需要も拡大しています。生産に限りのある食料を輸入に大きく頼る日本は、もっと身近なこととしてこの問題に危機を感じなくてはいけないんですよね。
「手しごとや 咲くら」のようにわたしたちが日常利用する店頭で自給率が表示されるようになれば、自然とこうした問題意識を持ちやすくなっていいのだけど……。と、ついつい誰かに頼りたくなりますが、自分で調べてみるの大切なことです。そこで便利なのが「けいさん!こくさん」というサイト。食べたもの(食べるもの)を入力するだけで自給率の計算をしてくれます。とても簡単に使えるのでぜひ使ってみてください。
<関連サイト>
・農林水産省の食堂に国産食材を味わいに行こう!(農林水産省)
・食料自給率チェッカー「けいさん!こくさん」(FOOD ACTION NIPPON)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。