埼玉りそな銀行は、住宅用の太陽光発電システムを導入する費用に対して金利を優遇する「りそなリフォームローン ソーラープラン」の提供を開始したと発表しました。
住宅用の太陽光発電システムの設置にかかる費用、これと同時に実施する以下のリフォーム資金に対して、金利を優遇した融資を行うということです。具体的な対象工事内容な次のとおりです。
金利は、同社の通常のリフォームローンの表示金利から年1.5%を引いたものになるということです。2月1日現在のリフォームローン表示金利は、4.475%(変動金利)/6.1%(固定金利、10年)なので、りそなリフォームローン ソーラープランでは2.975%(変動金利)/4.6%(固定金利、10年)になります(固定金利は2年、3年、5年、7年、10年から選択可能)。
融資金額は最大500万円で、借入期間は10年以内です。原則として無担保で保証人も不要(保証会社を利用)ということです。一般的な戸建て住宅における太陽光発電システムを導入費用は200万円から300万円といわれていますので、この融資で十分にカバーできるでしょう。
埼玉りそな銀行以外にも、損保ジャパン・クレジットや川崎信用金庫なども太陽光発電システムの導入費用に対する金利優遇を行っていますし、紀陽銀行やイオン銀行などは太陽光発電システムの導入向けローンを提供しています。また自治体によっては、太陽光発電システムの導入支援策として金利の一部を支援する制度を提供しているところもあります。太陽光発電システムを導入する際に融資を受ける場合、一般に設置事業者の提携ローンを利用することが多いと思われますが、このように金利を優遇している金融機関が近くにないか、また自治体が導入支援策を実施していないかも確認するとよいでしょう。
(2010/2/22 更新)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。