2011年3月10日(木) 15時29分 公開
富士通コンポーネントは、コンセント単位で消費電力の計測が可能な高分解能小形電力センサー技術を用いた電源タップ(スマートコンセント)「FX-5204PS」を4月より販売すると発表した。価格はオープンプライスだが、実売価格は1万円台後半を予定しているとのこと。
FX-5204PSは、4個のコンセントを接続できる電源タップで、コンセントごとに1W単位で消費電力を検出できる。富士通コンポーネントによると、1W単位で検出できるため、接続された機器の待機電力も測れ、使用電力のムダ、ムラを「見える化」できるとしている。検出した消費電力値は、FX-5204PSをパソコンとUSB接続することで、添付の簡易測定ソフトウェアにより表示が行える。また別売のゲートウェイ「FX-5250GW」(オープンプライス。4万円台後半を予定)を接続すれば、検出した消費電力値をネットワーク経由で参照することも可能だとしている。
あるオフィスでFX-5204PSを試用したところ、従来比で約15%の消費電力削減に成功したという。家庭内でも、機器ごとにどれくらいの電気を消費するのかを実際に確かめたり、待機電力が1カ月を通してどれくらい電気を使っているのかを見える化したりすれば、節電のモチベーションがあがって光熱費の削減につながるだろう。
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