2011年3月11日(金) 18時20分 公開
太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)は、2010年度(平成22年度)補正予算分の「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」の受付が予算額の超過により、締め切り日の3月31日前に終了する可能性があることを明らかにした。
締め切り日前に予算を超過した場合、その日をもって申込受付が終了し、超過日に到着した補助金申込書は、抽選で最終的な申込者を決定するということだ。
2011年3月10日現在の残り予算額は、19億8600万円。この残り予算額は、すでに申し込みのあった平均設置容量から約6000件の補助分に相当するという。J-PECが公開している申込受付件数によると、3月1日から6日の1週間の申込受付件数が5352件、7日から10日までの4日間で7963件と、件数が大幅に増えている。このことからも、3月31日の締め切り前に受付が終了してしまう可能性は高そうだ。今後、さらに駆け込みによる申し込みが増えることも予想されるため、3月20日ごろには予算を超過する可能性もある。
2011年度は、補助金額が大幅に減額される予定であること(2010年度の7万円/kWから4.2万円/kW)、売電額も48円/kWhから42円/kWhに値下げが決まっていることなどから、これらが明らかになった2月以降、申し込み件数が大幅に増えている。
現在、太陽光発電システムの設置を検討している人は、2010年度補正予算分の補助金受付が間に合わない可能性があることを念頭に置いておく必要がある。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。