2011年5月19日(木) 16時54分 公開
国際産業技術は、停電対策用として利用できる太陽光発電システムのキット「ソラ電1号」の販売を開始した。このキットを購入すれば、ソーラーパネルで発電した電気をバッテリに蓄電し、停電時にその電気を使えるようになる。ソラ電1号は、最大公称出力50Wの単結晶シリコン型太陽電池と90Ahのディープサイクルバッテリ、200WのDC-ACインバーター、チャージコントローラー、架台などを組み合わせたキット。販売は、直販サイト「otto」および秋葉原の直営販売店「ネットワーク専門店」を通して行い、直販価格は7万9800円となっている。
バッテリを満充電にした場合、180W程度の電気製品を約5時間稼働できるということだ。国際産業技術によると、バッテリをソーラー・パネルで充電するには、晴天時で77時間程度が必要になるという(晴天時で平均15W程度を発電した場合。夏の炎天下なら40W以上の発電が可能)。ソーラー・パネルの発電容量に対して、キットのバッテリの容量が大きいのは、発電した電気を確実に蓄えることを主眼にしているためとしている。
通常は、ソーラー・パネルの発電能力に相当する20~50Wの電気製品を連続で稼働させるのに適しているという。扇風機や小型の液晶テレビならば問題なく利用できるだろう。なお増設用の最大公称出力50Wのソーラー・パネル(価格:1万4800円)も販売されており、用途に応じて追加することが可能だ。
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