太陽光や風力、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギー(再生可能エネルギー)によって発電された電力であることを示す証書。
グリーン電力証書は、発電した電力と、電気の環境付加価値(化石燃料などに比較して二酸化炭素の排出量が少ない電力であること)を切り離し、その環境付加価値を証書という形で取引できるようにするものです。
企業などがグリーン電力証書を購入することで、企業が消費した電力のうち、グリーン電力証書の発行を受けた分だけ、自然エネルギーによって発電したことと見なすことが可能になります。企業は、グリーン電力証書に記載された電力量を二酸化炭素の削減量に換算し、環境対策の実績と見なすことができます。
グリーン電力証書の売却により、自然エネルギーによる発電事業者は、電気自体の売電収入のほかに、環境付加価値を提供することで収入が得られることになるため、これらにより設備の原価償却を早めたり、設備の増強を図ったりすることが可能になります。
(2009/7/17公開)
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