多結晶シリコンから作られた太陽電池。
多結晶シリコンは、部分的に結晶化されたシリコンが集まったものです。単結晶シリコンは、ダイヤモンド構造を持つシリコンの結晶が規則正しく配列されていますが、多結晶シリコンの結晶化は部分的であり、全体としてはバラバラの方向に結晶化したシリコンが集まっています。
単結晶シリコン型太陽電池と比較すると、面積当たりの出力(変換効率)はやや低下しますが、その差はそれほど大きくないことと(単結晶:15~18%程度、多結晶:12~16%程度)、製造コストが単結晶に比較して安価なことから、住宅用の太陽電池として利用されるのはほとんどがこの多結晶型です。ある調査によれば、住宅用太陽電池の約90%が多結晶シリコン型であるといわれています。
(2009/7/17公開)
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