太陽電池セルの電極を裏面に配置したセルのこと。
東芝が採用する米サンパワーの太陽電池セルが採用しているほか、京セラは2010年度にバックコンタクトセルを採用した太陽電池モジュールを出荷する予定です。またシャープなどほかの太陽電池メーカーも、バックコンタクトセルを採用した太陽電池セルの開発を行っています。
バックコンタクトセルは、受光面の裏面に電極を配置することで、太陽光を受光できる面積を増やし、変換効率を向上させられるというメリットがあります。京セラによれば、バックコンタクト化で変換効率が1%向上し、バックコンタクトセル化により、同社の多結晶型セルでも、セル変換効率17.5%を実現するとしています。
一方、製造プロセスが複雑になるため、太陽電池セルの製造コストが上がってしまうというデメリットもあります。
(2010/9/13 公開)
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