太陽電池セルの発電素子で作った電気を流す電極のこと。発電素子で作られた電子は、グリッド線と呼ばれるバスバー電極と直行している配線に流れます。グリッド線は、バスバー電極に接続されており、最終的にバスバー電極に集められます。また、複数の太陽電池セルのバスバー電極同士を接続することで、太陽電池モジュールが作られます。
一般的に太陽電池セルの表面には、2本から4本のバスバー電極が配線されています。太陽電池セルの表面に配線されるため、バスバー電極の分だけ受光部が減り、変換効率が下がってしまいます。そのため、バスバー電極の本数は少ない方がよいとされていますが、一方で本数が少ないとセル内での電子の移動距離が長くなるため、セル内の電気抵抗が増えてしまうというデメリットもあります。そのため三菱電機は、バスバー電極の細線化により、受光部の減少を抑え、本数を4本に増やすことで電気抵抗の低減を実現しています。
(2010/9/13 公開)
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