太陽光発電モジュール(ソーラー・パネル)のブロックからの複数の配線をいくつかにまとめて、パワーコンディショナーに接続するための機器。接続ユニットとも呼ばれます。
太陽光発電モジュールは、通常、何枚かを1セットとして複数のブロックで構成されます。1ブロックを何枚で構成するかは、ソーラー・パネルごとに異なりますが、あるモデルでは18枚のソーラー・パネルのシステムを設置する場合、9枚を1ブロックとして2ブロックで構成します。このような場合、ブロックからの配線は、プラスとマイナスの2本が2組(2ブロック分)配線されることになります。例えば、この配線を、1つ(プラスとマイナスの2本)にまとめるのが接続箱です。
接続箱には、ソーラー・パネルからの配線を接続するための端子のほか、点検や保守の際に使用するスイッチや避雷素子のほか、電気が逆流しないようにするための部品(逆流防止ダード)を内蔵しています。
接続箱は、通常、ソーラー・パネルとパワーコンディショナーの間に接続され、屋外に設置されます。メーカーによっては、接続箱とパワーコンディショナーが一体化されている製品もあります。
ソーラーフロンティアの接続箱「SSB0601」
(写真提供:ソーラーフロンティア)
接続箱の設置例
写真は京セラの接続箱を住宅の壁面に設置したところ。
この接続箱の設置を含め、太陽光発電システムの設置工事を写真で紹介した以下の記事が参考になるでしょう。
(2010/9/17 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。