財団法人 電気安全環境研究所(Japan Electrical safety & Environment Technology laboratories:JET)が定めた太陽電池モジュールの性能や信頼性、安全性の認証試験基準に適合していることを示すものです。
つまり、この認証に合格している太陽電池モジュールならば、JETが定めた性能や信頼性、安全性が確保されていることが保障されるため、ユーザーは安心して利用できるということです。
この認証に合格したモジュールには、以下の認証ラベルが表記されます。
JET認証マーク
認証は、太陽電池モジュールのモデルごとに行われます。同じメーカーの太陽電池モジュールであっても、形状や変換効率などが異なり、別モデルとなる場合は、改めて認証の試験が必要になります。ただし、類似のモジュールを認証する場合には、すでに認証済みのモジュールとの相違点のみ試験を行うとしています。
認証を受けるための試験には、単に太陽電池モジュール単体の性能や信頼性だけでなく、それを製造している工場も調査されます。これは、試験基準に適合するモジュールと同等のものを安定して生産できる体制にあることを確認するためです。たとえば、試験したモジュールは性能が優れていても、それが実際に生産されている製品と同じでなければ、認証の意味がなくなってしまいます。こうしたことを防ぐ目的から、初回には品質管理体制などを確認し、その後は年1回の割合で安定生産できていることを定期的に確認します。取得した認証の有効期間は3年間となります。
国内大手メーカーの製品は、いずれもこのJETPVm認証を取得していると考えてよいでしょう。国や多くの地方自治体の補助金の支給基準において、このJETPVm認証を受けた製品(またはそれに準拠すると認められた製品)であることを定めています。なお認証済みの太陽電池モジュールは、以下のリンクから確認することができます。
(2010/11/5 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。