屋根を構成する部材の1つ。
屋根の一番高い個所である棟木(むなぎ)から斜めに、おおよそ30~45㎝間隔で取り付けられるもので、野地板(屋根の下地となる板)を支えるための重要な部材です。
屋根の構造図(一部分)
屋根の構造を大まかに図式化したもの。棟木から斜めに取り付けられているのが垂木である。
垂木の上には、野地板や構造用合板などが張られ、これが屋根下地となります。さらに、その上に瓦やスレートなどの屋根材が敷かれ、屋根ができあがります。
ソーラーパネルは1枚で15kg程度の重量があり、4kW程度のシステムを設置する場合、そのパネルを20枚以上、重さにして300kgほどの重量物を屋根に載せることになります。屋根が老朽化していなければ、この程度の重量で屋根が壊れる心配はありません。しかし設置にあたっては、パネルを屋根にしっかりと固定しないと、台風などの強風や地震によって、ソーラーパネルが屋根から落ちてしまう危険性があります。
そのため多くのソーラーパネル・メーカーは、施工時に取付金具(架台)を垂木に固定することを推奨しています(三菱電機のように垂木に固定することを施工ガイドラインとしているところもあります)。こうすることで、地震や台風によりソーラーパネルが屋根から落ちたり、屋根自体が壊れたりしないようにします。
(2011/2/4 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。