太陽光発電システムを導入したときに、どの程度太陽光発電して、設置費用を何年で回収できるかを予測するのが発電シミュレーションです。合い見積もりをとったときに得られた、複数の発電シミュレーション結果が異なっていた、ということですね。
発電シミュレーションは、通常はパソコンのソフトウェアで計算しますが、ソフトウェアの種類によって、使用する情報が一部異なったり、計算方法が異なったりすることもあり、多少の違いはあまり気にする必要はありません。疑問点があれば、シミュレーションを行った施工業者などにどんどん質問しましょう。
結果が大きく食い違う場合には、その原因を検討しましょう。設置可能な太陽光発電モジュールの数、トータルの最大出力、日照時間、節電目標など、計算の基礎になっているデータに大きな食い違いがないか確かめます。大きく違っている項目があったら、その点について見積もった業者に確認しましょう。
残念ながら、条件によっては、太陽光発電システムの設置に不向きな住宅も存在します。業者のなかには、そういう悪条件にあっても、意図的によい結果を出して、工事を奨める場合があるようです。この場合、設置しても、シミュレーションどおりには発電できない可能が高くなります。基本的には、楽観的なシミュレーション結果を出した業者については、厳しい目で内容をチェックするようにしてください。
見積もりをとったときには、工事の代金ばかりでなく、発電シミュレーションの結果についても詳しく比較してみてください。
(2009/9/25 公開)
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