当然ながら、発電モジュール(パネル)を何枚載せるかによって変わりますが、一般的な戸建て住宅の屋根に設置する規模では、トータルで300kgから400kg程度になります。
主要各社の太陽光発電モジュールの製品一覧が以下にまとまっています。
この一覧表に、モジュール1枚分の重さが表記されています。例えば、表のいちばん上にあるシャープ製モジュール(ND-191AV)を、日本の住宅向け設置の平均出力とされる3.5kW程度搭載すると考えてみましょう。表を見ると、ND191-AVの最大出力は191Wですから、3.5kW程度とすると19枚搭載で3.629kWとなります。1枚の重量は16kgですから、全体ではモジュール分だけで16kg×19枚=304kgとなります。実際にはモジュールに加えて、設置用の枠(架台といいます)なども必要になります。
400kgといえば、体重80kgの人間5人分です。これだけの重量が常に屋根に乗るわけですから、設置にあたっては、それだけの重量物設置に、屋根や家全体が耐えられるかどうかをしっかり確認する必要があります。この確認は素人ではできませんから、現場調査のときに工事業者に依頼することになります。現場調査で強度が十分でないと判断された場合は、別途補強工事が必要になります。
(2010/1/29 公開)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。