太陽光発電に関する一般消費者からの質問や疑問の声は、記事作りやサービス向上にとっても役立つので、注意して耳を傾けるようにしています。そこで最近ちょっと気になる意見を見つけました。「国の補助金の給付条件でソーラーパネルの出力に上限がある。でも売れれば売れるほどパネルは安くなるし、太陽光によるクリーン エネルギーも増えるんだから、制限なんて不要」こんな感じの内容です。みなさんどう思われますか?
中国のかつての最高実力者、トウショウヘイさんの「金持ちになれる人からなればいい」に似た発想でしょうか。自宅の屋根に載せることが前提ですから、おのずと限界はあると思いますが、田舎にいくと、「××御殿」とか地元で呼ばれているお城みたいな家があったりしますよね。確かに、パネルがたくさん売れて安くなるなら、普及に弾みがつくでしょう。この意味では一理あるのかも。うーん、経済の難しい話はわかりませんが、でも感覚的にはやっぱり納得できませんよね。横並び意識の強い日本人としては、どう考えても金持ち優遇の不公平政策だと思ってしまいます。
この話はさておき、もうちょっと待って、安くなってから太陽光発電しようと考えている人もいるでしょう。でも残念ながら、補助金とか、太陽光発電による電力の買取価格は、市況に応じて調整されます。なので将来パネルは安くなっていくでしょうけれど、その場合は補助金や電力の買取価格も下がるはずです。慌てる必要はありませんが、チャンスがあるなら、待たずに行動してもよさそうですよ。ちなみに、昨年のものですが、経済産業省の自然エネルギー政策の担当者の方に行ったインタビューで、この点に少し触れています。よかったら読んでみてください。
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2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。