国の補助制度が復活し、各自治体の補助制度も徐々に広がってきました。そして昨年11月には、太陽光発電による余剰電力の倍額買取もスタート。倍額買取の費用は国民全員の電気料金に上乗せされます。太陽光発電を設置している方も設置できない方も、全国民でCO2削減プロジェクトに参加するというわけです。悪くないなあなんて思っていたら、国民の理解も意識も実はけっこう低いようです。
ちょっと堅い話しなのですがついてきてくださいね。経済産業省の再生可能エネルギーの全量買取に関するプロジェクトチームが消費者に行ったヒアリングの結果がホームページに掲載されていました。ひと月前のレポートを見てみると、「太陽光発電」に関する知識はあるものの、全量買取で電気料金に上乗せされることについては後ろ向きな意見が大半です。「太陽光発電を付けていないのに、どうして支払う必要があるのか」なんて意見もあって、どうも制度が正しく理解されていない印象も受けました。主婦層に向けたヒアリングでは、そういう雰囲気がより強く感じられます。日本にソーラーママはとても少ないみたい(涙)。
女性に関していえば、住宅専門誌で行ったアンケートでは、9割の主婦がエコ住宅に強い関心を持っているという結果だったんですがねえ。政治が絡むと関心が薄くなってしまうということなのでしょうか。女性で政治に関心がある方って少ないかもしれないけど、単純な値上がりとはわけが違うってことを正しく理解してほしいところです。ちなみにわたしも30代女性です(汗)。
この制度は、家やマンションなど将来の住まいをどうするかを判断するときに大きくかかわってくる話なので政治動向もちゃんと追いたいですね。難しいと感じたら「太陽生活ドットコム」でソーラーママと一緒に勉強だっ!!
<関連サイト>
・再生可能エネルギーの全量買取に関するプロジェクトチームの動き(経済産業省)
<関連ページ>
・余剰電力買取価格の電気料金上乗せ、平成22年度は0円。負担開始は2011年4月から(太陽生活ニュース)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。