田舎にある母の実家は山を所有しています。なんとも優雅に聞こえるかもしれませんが、田舎では普通にあることみたいです(^^;)。そんなわけで、季節の野菜や山菜が、わたしの家にもよく送られてきます。先日はたくさんのタケノコが送られてきました。タケノコご飯に、タケノコのお味噌汁、蕗(フキ)と一緒に炊き合わせたり、チンジャオロースを作ったり、しばらくの間はタケノコ三昧です。
スーパーに行けば、季節を問わず、たいていの野菜が揃ってしまう便利な世の中ですが、栄養価的にも、それからエコロジー的にも季節のものをいただいた方がいいそうなので、わたしはできるだけ旬の素材を選ぶようにしています。
ご存じかもしれませんが、季節外の野菜の栽培には、その野菜が育つのに必要な温度や湿度、照射時間などを保ち続けなくてはならないため、普通に育てるよりずっとエネルギーが必要です。それに、無理に作るせいなのかビタミン含有量がとても少なくなってしまう野菜もあるようです(栄養価については、科学技術庁資源調査会がまとめた「日本食品標準成分表」にとても詳しく載っています)。
ところでスプラウトや発芽玄米が流行るのは新芽に栄養価が多いからなんですが、こうした食品のように人工的に栽培/加工しなくても、5月から6月はもともと新芽が芽吹き育つ時期で、栄養価の高い食材が特に多い季節です。野菜の高騰も一巡したようなので、環境のためにも体のためにも、省エネでエコな旬菜をたくさん食べてくださいね。
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