北海道などの雪国は、記録的な豪雪に見舞われているようです。こうした地域の方々は、とても苦労されているだろうと思います。頑張って乗り切ってほしいのですが……。今回のコラムは、雪と冷房についてのお話しです。読んでいるうちに寒くなるかもしれないので、防寒のご準備を。
この季節、ただただ降り積もる豪雪地帯の雪。こんな雪国にとって、雪は生活の邪魔をする本当に厄介なもの。ところが、この雪が、今後私たちの生活をより快適にするサポート役になるかもしれません。
真夏になっても、除雪によって集められた大きな雪山が残る雪国。この雪、いったい何に使用されているのだと思いますか? なんと、建物全体を冷やすエネルギーに使われているそうです。すでに北海道などの一部の地域では、老人ホームやマンションの冷房のほか、青果場の冷蔵庫用などとしても実用化されているんだとか。最近では、コンピュータのサーバの冷却にも使用する実験も進んでいます。
冬の間は本当に厄介な雪も、季節を超えれば注目の新エネルギーに! 保存や管理という課題があるそうですが、太陽光や風力と違って持ち運べるという利点もあり、課題を克服すれば雪国の町おこしに繋がるかもしれません。ぜひ期待したいですね。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。