このコラムでもいろいろな節電方法を書いてきましたが、「すべてをやりつくし、もっと電気代を安くしたい!」という人もいると思います。そんな人のために「ダウンアンペア」という方法を提案してみたいと思います。
つまり契約アンペアの変更です。電気代の基本料金は契約しているアンペア数で価格が異なります(関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力を除く。この4電力事業者は使用量に応じて課金される体系のためダウンアンペアを行っても基本料金は変わりません)。電力会社によって差はありますが、だいたいアンペア数を10下げるごとに300〜200円程度安くなっていきます。これは年間で見ると3000円近く安くなるということなので、けっこう大きいですよね?何アンペアで契約しているかは電気料金の「ご使用量のお知らせ」やブレーカーに記載されているので確認してみてください。
もちろんダウンアンペアをすると一度に使える消費電力の量が減ってしまいます。いままでとおりに電気を使用するとブレーカーが落ちてしまうんじゃないかと心配する人もいると思いますが、昔の家電と比べると最近の家電は消費電力がだいぶ少なくなっているので、あまり心配はいらないそうです。そのうえ最近の戸建てやマンションでは、40アンペアとか60アンペアといった比較的余裕のある契約になっているようです。つまりダウンアンペアをしても意外と普通どおりに電気製品が利用できるかもしれません。考えようによっては、多少気にして生活する方が節電の効果が上がって良いかもしれませんね。
それより注意しなくてはいけないのは、1度アンペア数を変更すると1年間は再変更ができないこと。生活がしにくくなったので元のアンペアに戻したいと思ってもすぐには戻せません。また、ブレーカーの種類や電力会社によっては、有料の工事が必要になる場合があります。ダウンアンペアにチャレンジしようという方は、契約している電力会社に問い合わせるなどして、注意して行ってくださいね。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。