ロンドン・オリンピックが開幕しました。国際的なスポーツの祭典ですから当然、種目や選手に目が注がれていますが、わたしが注目するのはさまざまなエコアクションです。なんとロンドン五輪は「最も環境に配慮したオリンピック」を掲げ、準備段階から五輪終了までに排出されるCO2やゴミの量などの数値目標を提示した初の五輪なのです。いったいどんなエコアクションが計画されているのでしょう?
例えば、オリンピックパークと呼ばれるメイン会場は工業地域でダイオキシンやヒ素などによって汚染されていた地域でしたが、五輪の組織委員会によって200万トンの土壌化浄化したそうです。汚泥で悪臭がひどかったパークの脇を流れるリー川は、すっかり生まれ変わり、市民が河川敷を散歩やサイクリングで楽しめるようになったそう。
またメイン会場の建築には、もとからあった建物の廃棄物を再利用。普通にコンクリートを使用するより40%のCO2の削減になっているそうです。
最終的なCO2やゴミの量は大会終了まで分かりません。競技の結果も気になりますが、エコアクションの方もどんな結果になるか楽しみですね。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。