先日、家事の合間にテレビを見ていたら、文字が印刷された紙を白紙に戻すコピー機が紹介されていました。思わず手を止め画面に釘ずけに! ところが、すでにコピー機の紹介は終わってしまっていたようで、画面が切り替わり詳しい情報を得られることができませんでした(涙)。
テレビでは情報を得られなかったので自分で調べてみたら、開発したのは「東芝テック」。開発は結構前から進められていて、「平成23年度 地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞した製品でした!
それにしても印刷した文字を消すことができるコピー機なんてビックリです。いったいどうやって文字を消しているかというと、秘密はインクにありました。コピー機のトナーに使われているインクは特殊なインクで、熱を加えると色素が透明になる不思議なインク。この消せるトナー自体は2003年から販売されていたようですが、ボールペンの会社として有名な「PILOT(パイロット)」と協力して開発を進めたことで、トナーの性能が向上して実用性が高まったそうです。
紙の再利用といって最初に思いつくのは再生紙ですが、製造にコストがかかり過ぎることが問題視され上手く進んでいないと聞きます。この新しい発想から生まれた新商品は紙の再利用を普及させることができるでしょうか?! 今後が楽しみです。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。