ロックギタリストの佐藤タイジ氏の掛け声で、太陽光発電の可能性を考える音楽の祭典「THE SOLAR BUDOKAN」が2012年12月20日、日本武道館で開催されます。太陽光発電で発電した電気のみを利用してコンサートを行うということです。このライブに参加するメンバーは、藤井フミヤや奥田民生、char、斉藤和義、仲井戸 “CHABO”麗市といった豪華なメンバーです。
個人的には、現在の日本人の生活を維持するには原子力エネルギーを受け入れざるを得ないのではないかという気持ちがちょっとあるのですが、日本の多くの人たちが自然エネルギーをもっと活用して原発に頼らない未来を作りたいと思う気持ちは理解できます。このような大イベントを開催しようと努力した発案者、佐藤タイジ氏の強い思いや、それに賛同する思い、震災で被害にあわれた方々の思いには耳を傾け、寄り添う努力は必要だろうと思います。
ところで、こういった地球環境に着目した音楽イベントは、坂本龍一氏のコンサートツアーや自然エネルギーの取り組みを啓蒙する団体「ap bank」のコンサートなど、これまでもたびたび行われていますね。どの音楽イベントもさまざまな世代から支持のあるアーティストが参加しています。こういったアーティスト達が行動を起こすことは、これまでエネルギー問題やエコに関心を持っていなかった人たちにも考える機会を与えていると思うので、ぜひ続けてほしいと思います。
「ライブ」という言葉には、音楽イベントのライブを表すほかに「生きる(live)」という意味もありますね。「THE SOLAR BUDOKAN」というライブの開催は日本人がこれからどういった生き方をするか考えるきっかけになっているのかもしれません。
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