驚きの再利用素材のバック

 「アップサイクル」という言葉をご存じですか? それは、新たな価値を持つ再生を意味します。リサイクルでもなくリユースでもない、斬新なアイディアによって新しい付加価値を実現する再利用、それがアップサイクルです。もしそんな商品に出会ったとしたら、きっとその魅力びっくりするに違いありません! 何を隠そう私自身がまさに数日前そんなアップサイクル商品に驚かされたばかりなのです。

 商品との出会いは、新しいバックを探しにショッピングに出かけた店先でした。狙いは大容量で軽量で丈夫なバック。水や汚れに強くてオシャレだったら最高ですが、そんな都合の良いバックとはそうそう出会えないだろう……、なんて思いつつ店先へ向かうと、彩り鮮やかなビックバックが目に飛び込んできました。手に取るとびっくりするほど軽量です。商品説明に目を落とすと「汚れに強く丈夫」とあり、これは的中と喜んでいると説明の続きに「捨てられるブーツの革を使用」と書かれています。感心しつつも貧乏性なわたしは豊富なカラーバリエーションに迷ってしまい、取りあえず衝動買いを抑えて、帰宅後メーカーのホームページをチェックしてみました。

 エコフレンドリーなみなさんならご存じかもしれませんが、わたしが興味を持った商品というのは、「MODECO」というメーカーのもの。ここで販売されている商品すべてが、捨てられるはずだったものを材料に製造されています。こういった商品はもちろんMODECO以外にもあるかと思いますが、驚いたのは、斬新過ぎるその素材です。フローリングの床材や車のシートベルト、消防服……、こういったものをバックの材料にしよとは普通の人はなかなか思わないのでは? 商品のデザインも素材の特性を生かし絶妙に美しく仕上げられていると思います。これぞまさにアップサイクルですね。

MODECOのバック

MODECOのバック
このバックには、何を再利用して作られたのかわかるようにタグが付けられています。このバックは、とてもそんな風には見えないけど、捨てられるブーツを使用して作られたということです。

 現在ネット通販はもちろん、MODECOの商品は全国で販売されています。創業当初はゴミから作ったモノということで、揶揄されたり批判されたりすることも多かったようです。それでも、資源を有効利用するだけでなく、商品そのものの付加価値向上に力を注ぐことで、万人に受け入れられるメーカーに成長したのだと思います。こういったアップサイクルこそ、有効利用、再利用の動きを広げる鍵になるのかもしれません。期間限定ショップもオープンしているようなので、アップサイクルという新しいエコな流れを感じてみてはいかがでしょうか。

<関連サイト>

MODECO(槌屋)

(2013/2/15 公開)

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