みなさん好きな季節ってありますか? 四季折々どの季節も魅力的ですが、同時に厳しい面も持ち合わせていますね。花粉症の方なら春が一番つらい季節かもしれませんが、季節の厳しさといえばやっぱり暑さ寒さでしょうか。そんな厳しい季節を快適に過ごすカギは住居の機密性と断熱性だそうです。そういえば最近、窓の断熱性を高める商品をよく目にするようになりました。でも、窓だけでなく床からも意外と多くの熱が移動しているってご存じですか?
冬や夏になるとエアコンの使用頻度が増えますが、せっかく室温を調節しても、夏場は約2%、冬場は約10%の熱が、床から出入りしているそうです。なるほど、厳しい季節も快適に過ごす空間作りには、断熱性の高い床材を選ぶことが大切のようですね。
そこで簡単に床の断熱性を高める方法がカーペットの活用です! カーペットというと冬に使うものというイメージがあるかもしれませんが、先に触れたように夏でも床下から熱が上がってきます。カーペットはそういった熱を遮断する効果があるので、快適空間を作るなら夏や冬を問わず使用するのがベストということなんですね。
では、断熱性を考えてカーペットを選ぶとき、どんなところに注目すればよいのでしょう。カーペットの断熱性に最も影響を与えるのは厚みと密度だそうです。より厚いもの、より密度が高いものを選ぶほど毛と毛の間に含まれる空気の量が多くなり、その分断熱性も高くなります。だから、できるだけしっかりした素材を選ぶのがコツです。
さらに断熱性の高いものを望むなら、しっかりと毛が立っているかを確認するのも大事。カーペットは「織物」と「パイル」という組織でできています。そして、このパイルの立毛具合も断熱性を左右します。しっかり毛が立っていれば空気をたくさん取り込むことができ、断熱性も上がるということなんですね! カーペット選びのポイントは「厚み」「密度」「立毛」の3つです。 カーペットの購入を考えている方はぜひこの3ポイントを参考にしてみてください。また、もし自宅でカーペットを使用しているのに、冷暖房の効率が悪く感じるという場合は、ひょっとしたらパイルのへたりが原因かもしれません。ご自宅のカーペットの点検にもお役立てください。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。