2011年4月15日(金) 17時1分 公開
ヤマダ電機とウエストホールディングスは、エジソンパワーが開発・製造するリチウム蓄電池を一般家庭向けに販売すると発表した。ヤマダ電機とウエストホールディングスは、太陽光発電システムやオール電化の販売で業務提携しており、この家庭用リチウム蓄電池もその一環として共同で販売するとしている。
今回販売するリチウム蓄電池「E Stocker」は、1000Wh(1kWh)の蓄電池を搭載する「EP-1000」と、2500Wh(2.5kWh)の「EP-2500」の2モデル。付属の充電器により、家庭用コンセントから充電可能で、EP-1000の場合は3時間で充電して500Whの出力を得られ、EP-2500の場合は8時間で充電して1000Whの出力が得られる。一般的な家庭用省エネタイプの500リットル冷蔵庫(約200Wh)であれば、EP-1000で約5時間稼働できるとしている。価格はEP-1000が87万30円、EP-2500が189万円。
東京電力は「計画停電の原則不実施」を発表したものの、綱渡りの電力需給が続いていることは変わらない状態だ。エアコンによる電力需要が大幅に増加する夏期の需給見通しは依然として厳しい状況にあることから、計画停電が再び実行される可能性も否定できない。
まだまだ家庭用としては高額だが、たとえば在宅透析を受けているような人など、停電が生命の危険につながるような場合には、こうした蓄電池が家庭内にあれば安心だろう。またここまで重大でなくても、状況と用途によっては、万一の備えとして検討に値するユーザーもいるだろう。
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