2011年5月31日(火) 16時46分 公開
東芝は、住宅メーカーの三洋ホームズ向けに年間300棟分の蓄電池付きの太陽光発電システムを販売すると発表した。今後、さらにほかの新築住宅メーカーに対しても、同システムを販売し、年間1000棟の販売を目指すとしている。
東芝が現在販売している住宅用太陽光システム(公称最大出力210Wの米サンパワー製のソーラー・パネル採用)に鉛蓄電池を組み合わせ、太陽光で発電した電力を蓄電池に充電、電力不足や災害などによる停電時でも生活に必要な電力を供給可能とするもの。標準装備の蓄電池の能力は2.1kWhで、700W相当の家電製品を3時間程度稼動させられるということだ。蓄電池は、1.5kWhの増設用バッテリを追加することで、容量を拡張することも可能。蓄電池への充電は、通常時は電力会社から供給される商用電源から行われ、停電時には太陽光発電システムの自立運転モードで発電した電力を充電に利用することも可能となっている。
余剰電力を高額で売れることから、これまで太陽光発電システムで発電した電気は、電力会社に売電するものだった。これに対し東日本大震災による停電、電力不足の経験から、太陽光発電の電気を住宅内で蓄電し、停電時に使用するなどのニーズも高まっているという。
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