2011年11月28日(月) 10時59分 公開
太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)は、2011年度(平成23年度)の第3次補正予算による住宅用太陽光発電システムに対する補助金の受付を開始したことを明らかにした。2011年度本予算による補助金は、予算超過により2011年10月31日受付分で受付を終了していた。
補助金額は、1キロワットあたり4万8000円。太陽電池の公称最大出力が10kW未満で、システム価格が1キロワットあたり60万円(税抜)以下であること、国内クレジット制度に基づく排出削減事業等について実施に関する意思を表明することなど、条件は2011年度本予算分と同じ。ただし、余剰電力販売用電力量計(売電メーター)が補助対象外経費となり、対象条件の「システム価格が1キロワットあたり60万円以下」の60万円内に含まれなくなった。また、今後については補正予算分用の新しい書類(H23N)で申請が必要になる。
補正予算分による受付は11月25日から2012年3月30日までだが、途中で予算を超過した場合は、その時点で締め切ることになるという。J-PECでは、期間内の申込件数を16万件程度と推定している。本予算分の補助金が受付締切日の2カ月近く前に予算を超過していることから、補正予算分についても3月30日を待たずに受付終了となる可能性が考えられる。
2012年度においても、住宅用太陽光発電システムに対する補助金は継続して支給される見込みである。ただし、補助金額は見直されて、引き下げられる可能性が高い。また売電価格についても、2012年度は現行(42円/kWh)からさらに引き下げられると見られている。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。