2015年4月23日(木) 14時8分 公開
シャープは、バックコンタクト方式を採用する単結晶型ソーラー・パネル「BLACKSOLAR」シリーズとして、業界トップクラスのモジュール変換効率を実現した標準モジュール「NQ-220AE」、コンパクトモジュール「NQ-155AE」、コーナーモジュール「NQ-101LE」「NQ-101RE」の4モデルを発売する。
BLACKSOLARの新モデル
左より標準モジュールの「NQ-220AE」、コンパクトモジュールの「NQ-155AE」、コーナーモジュールの「NQ-101RE」。(写真提供:シャープ)
今回発表のBLACKSOLARシリーズの主な仕様
半導体である太陽電池は、光を受けると原子が正孔(+)と電子(-)に分かれることで発電するが、「+」と「-」の一部が再び結合してしまい、これが発電ロスの原因となっていた。新モデルでは再結合防止膜として、太陽電池セル受光面に窒化シリコン膜を、セル裏面に酸化アルミ膜を採用することで、再結合を従来に比較して抑制することを可能にしたという。これにより、新モデルの「NQ-220AE」では、従来モデルより0.9ポイント向上し、19.1%のモジュール変換効率を実現したとしている。
新モデルの再結合防止膜の仕組みイメージ
セルの表面と裏面に再結合防止膜として新開発の窒化シリコン膜と酸化アルミ膜を採用することで、発電ロスを低減したという。(図提供:シャープ)
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。