太陽光発電システムなどの創エネルギー機器を製造するときに排出されるCO2を、機器の稼働による創エネルギーのCO2削減分で回収するまでにどれくらいの時間がかかるかを表す値。エネルギー・ペイバックタイム(→用語解説)の二酸化炭素版の指標。
創エネ機器の製造に伴ってCO2が排出されます。これらの機器を稼働すれば、CO2を排出しないエネルギーを作り出せるので、稼働すればするだけ多くのCO2排出を防止(削減)できます。CO2ペイバック・タイムとは、製造時に排出されるCO2が、どれくらいの時間機器を稼働することで差し引きゼロになるかを示す値です。CO2ペイバック・タイムが短ければ、それだけ短期間に相殺できることになるので、CO2排出抑制性能が高いことになります。
産業技術総合研究所の資料によれば、一般的な多結晶シリコン型太陽電池のCO2ペイバック・タイムは2.7年程度とされています(2007年調べ。→産業技術総合研究所の資料)。つまり多結晶シリコン型の太陽電池は、2.7年以上使い続ければ、製造時に発生するCO2を取り戻せることになります。
(2010/8/3 公開)
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