一般に屋根に載せる発電モジュール(ソーラー・パネル)(→用語解説)の寿命は20年以上、モジュールで発電した直流電流を家庭で使える交流電流に変換するパワーコンディショナ(→用語解説)は10~15年程度といわれています。
住宅用の太陽光発電モジュールとして広く使われているのは、結晶型シリコンと呼ばれるものです。シリコン結晶は非常に安定的であり、機構的にも摩耗をともなう可動部がない、実際に発電をするセル部分は耐候性などにすぐれた封止材で保護されている、モジュール表面は強い強化ガラスで覆われているなどの理由から、モジュールは非常に長持ちします。一応の目安は20年ですが、20年を大幅に超えても問題なく発電できるケースも多いようです。ただし経年劣化などにより、発電量は当初から若干低下するとされています。
一方、パワーコンディショナのほうは、10~15年程度で内部の半導体部品などの寿命がくるといわれています。こちらは寿命がきたら交換するものと考えておいたほうがよいでしょう。
(2010/2/12 公開)
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