冬至のはなし

今週の火曜日は冬至でしたが、ゆず湯にはつかりましたか? ご存じのとおり冬至は1年で最も日照時間が短い日。冬至を終えたこの時期からは、夏にかけて徐々に日が長くなり1年で最も日照時間の長い夏至を迎え、また冬至を迎えます。

詳しいことは分かりませんが(ごめんなさい)、冬至も夏至もはるか昔の中国から伝わってきた二十四節気という季節を表す旧暦の言葉だそうです。この時代の人たちにとって、太陽は神様だったので、日照時間の短い冬至は神様(太陽)のパワーが最も弱まってしまうということで、厄払いのために「冬至」にかけて「湯治」をおこなったのが、ゆず湯の始まりだそうです。また、冬至を境にふたたび日照時間が長くなることから、冬至を「太陽の誕生日」と考えお祝いをする風習も世界各地にあるそうです。古来わたしたちは、この冬至と夏至の間の周期を繰り返す太陽と仲良く暮らす方法をずっと探しているのですね。

昔の人の考えでは、ちょうど今は生まれ変わった太陽が産声を上げたばかりです。まだまだ日が短い時期ということで、お住まいの地域の日照時間が気になりませんか? 気象庁が発表している平年値分布図に日照時間データが載っていましたので、こちらに紹介しておきます。冬至のある12月でも場所によってはけっこう日照時間があるものですよ。

<関連サイト>

平年値分布図(気象庁)

(2009/12/25 公開)

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