明けましておめでとうございます。大寒ということで寒中見舞いの季節がやってきましたね。わたしは結露のひどい自宅で暖をとりながら「エコ住宅に住めたらなあ」と朝晩暖房をフル稼働する毎日です。
そういえば、昨年「住宅版エコポイント」というのが閣議決定されましたね。環境に配慮し一定の基準を満たした新築や改築にエコポイントを配布するという内容だったと思います。
ただ、新築はともかく既築住宅をエコ改築する場合、工事があまりに大ごとだと、ちょっと腰が引けてしまうかもしれません。昨年秋口に、環境配慮型住宅関連の会社(パッシブエネルギー・ジャパン株式会社)の社長さんとお話ししたのですが、環境先進国のドイツの改築は、壁に断熱材を入れるよりも「全熱交換器」というものを壁にはめ込んで空調する方法が主流だそうです。全熱交換器とは、換気するときに排気から熱や湿気を吸気に移すもので、換気をしながら実質的な断熱効果も実現するものです。機器は非常にシンプルで、工事も簡単で費用も時間もかからないし、何より断熱効果も非常に高いとのこと。
「全熱交換器」については、日本でも「社団法人 日本冷凍空調学会」や「財団法人 地球環境センター」などが有効性を認めているようです。国内でもダイキンなどが全熱交換器を扱っているようなので、気になる方は問い合わせてみてください。ちなみに、パッシブエネルギー・ジャパンという会社は、日本でこそマイナーですが、ドイツでは歴史ある有名な会社だそうです。定例となった東京ビックサイトで行われている環境関連の展示会「エコプロダクツ」には、ドイツ政府から支援を受け毎回出展しています。
本格的にリフォームして断熱性を高めるのが何よりですが、そんな大工事はとても無理と二の足を踏んでいた方は、手始めに安くて手軽な全熱交換機を検討してみてはいかがでしょうか?
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2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。