資源エネルギー庁が、第14回「新エネ大賞」を発表しました。これは、経済産業省による新エネルギーの普及促進を図るための啓発活動の1つです。応募総数43件中、選ばれたのは11件。経済産業大臣賞2件、資源エネルギー庁長官賞2件、新エネルギー財団会長賞6件、審査委員長特別賞1件、合計11件。テレビCMなどでおなじみのものから、地域の地道な取り組みなど幅の広い内容になっていました。
表彰式の後、通称「小宮山エコハウス」(テレビCMにもなっていましたよね)で有名な三菱総合研究所理事長(前東京大学総長)の小宮山宏さんによる基調講演が、面白くて元気が出る内容でした。ここでは長くなるので要約してしまうと(残念!)、「日本の技術は世界に誇れるトップレベル。今後日本を支えるのは、エコ住宅、エコビルディングの技術である。中でも燃料電池とヒートポンプの技術は自動車並みの産業になる」とのことでした。
ご本人がおっしゃっていたのですが、小宮山さんは学者さんでいらっしゃるので机上論で数値目標を出してしまい、実際に物作りをしている現場のエンジニアには「絶対に無理」と言われて対立してしまうこともよくあるそうです。そんなときは、中を取って目標を設定するそうですが、蓋を開けてみると設定以上の数値やスピードで目標がクリアされるそうです。日本のエンジニアは大変優秀だとお話しされていました。
このところニュースを見聞きすればするほど、日本の未来が心配になってしまっていたのですが、久しぶりに明るい気持ちになりました。
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