このたびの地震で被害にあわれた方、被災された方、本当に心よりお見舞い申し上げます。被災現場の状況がテレビで流れるたび、突き上げるような胸の痛みを感じます。地震当日、異常な揺れに一瞬怯えましたが、わたしがいたオフィス周辺は、建物も橋も道路も一見して変わらぬ表情だったので、まさかこんな大災害になっているとは想像していませんでした。
わたしの実家は茨城県で、少なからず被害を受けています。状況は改善されつつあるようですが、電気、ガス、水道、鉄道、道路など通常の生活に欠かせないライフラインがすべて使えなくなり、ストレスを感じているそうです。北部の被災者の方は、わたしの実家より寒さも厳しいでしょうし、事故があった原発付近のみなさんにいたっては、不安と恐怖でいっぱいだと思います。地震当日、列車が復旧の見込みもなく止まり、タクシーが捕まらないことにイライラした自分を恥ずかしく思います。
このコラムの位置づけとしては、今回の原発事故や災害によるエネルギー不足をふまえ、エネルギーのあり方について何か書いた方がよいのかもしれません。ですが、被災現場の中継を見ていると、いまそれを語ることにどれほどの意味があるのかと思ってしまいました。つらい感情やお悔やみを綴ることのほうが、人として健全なのではないかと。
何かできることはないかと個人がバラバラに物資を送ったり、ボランティアへ向かったりすることは、現時点では有効ではないそうです。何かしたいと思う方は、身近な自治体に問い合わせるなどして、日本赤十字社などの信頼できる公共機関を通じて支援の手を差し伸べましょう。一刻も早く復興に向かえばと、心から思います。
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2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。