台風が去ってから、名古屋は雨や曇りの日が多く、最近は過ごしやすい日が続いています。でも、この涼しさも、つかの間。明日からはいつもの暑さが戻ってくるそうです。
暑い日が続くと、自分も家族も食欲を失いがち。かといって、食事をおろそかにすると、夏バテしやすい体になってしまいます。家族の健康を気遣うお母さんたちは、少しでも食事をとりやすいように、のど越しのよいものやさっぱりしたメニューを一生懸命考えているのではないでしょうか?
わが家では、夏になると、よく食卓に上るのが、トマトのほどよい酸味と甘みで食べやすいラタトゥーユ。トマトと夏野菜をトマトジュースで煮込むイタリアの家庭料理で、とても簡単に作れます。のはずなんですが、先日は、うっかり水を入れるのを忘れて煮込んでしまいました(調理方法は、人によって異なるようですが、わたしは煮込むときに水を入れていました)。いつもの要領で調理をしていたので、当然、水を入れ忘れたので野菜の水分が蒸発して焦げ付きそうになり、あわてて弱火にして手元にあったトマトジュースを急いで鍋に足し、何とか焦げ付きはセーフ。その後は、味見もせず皿に盛って涼しい顔で食卓に出しておきました。ところが、失敗したにもかかわらず「いつもより美味しい」と、まさかの高評価! 確かにいつもよりコクと甘みが増しているような・・・・・・。また、水をまったく入れなかったせいか煮くずれも少なく美しく仕上がっています。これは、災い転じて福となす!!
調べてみると、無水調理という野菜から出る水と調味料を使って調理をする方法があって、水やエネルギーの使用をカットできるということで、最近はエコクッキングとして注目される調理法があるようです。調味料は、お酒やワインなど水分を含むものを使ったり、缶詰の煮汁を使ったりすれば、ほとんど水を入れなくて済んじゃうということみたいです。専門サイトやレシピ本もたくさんありました。それ専用に作られた鍋など、調理器具もあるようですね。
図らずも無水調理的なことをしてしまったわたしですが、意外にも美味しくできたので、ちょっと無水調理の研究をしてみようかと思っています。例年以上に省エネが叫ばれる今年。夏バテしない健康的な家庭料理に、エコな無水調理が一役買うかもしれません。
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