季節が変わろうとしているのか、急な気温の変化が各地で見られます。家族が、風邪など引かないよう気をつけなくてはいけませんね……
それにしても、丈夫な身体を作るには、やっぱり食べ物が大事! まさに、これから食欲の秋。新さつまいも、新ごぼう、新蓮根と秋の新ものがスーパーの棚に並ぶようになってきました。旬のものを食べれば、夏バテした身体を癒す効果も期待できるかもしれません。
仏教用語に「身土不二(しんどふに)」という言葉があります。同じ漢字を書いて、大正時代に食養のスローガンとして創作された「身土不二(しんどふじ)」という言葉は、住む土地の風土や気候と人の身体は密接にかかわっていて、土地の季節ものを食べることで、健康に生きることができるという意味だそうです。わたしも、これは一理あるかなと思います。寒い地方や冬に旬を迎えるものは、身体を温める効果があるし、暑い地方や暑い時期に旬を迎えるものを、身体を冷やす効果があります。また、露地物なら栽培に余計な手間も燃料もかからないので、栽培コストも抑えられます。地場のものを選べば輸送コストも減らせますね。「身土不二」を考えて食を選ぶと、食べた自分や家族だけでなく、環境にも優しい食べ物ということになるでしょうか。
原発の問題から、産地について悩まれる方がまだ多いようですが、輸入品だって、遠くから運ぶぶん時間もかかるので、ものによっては腐敗やカビを防ぐための薬品が散布されています。個人が何を選ぶか、正解も不正解もないと思いますが、あまり情報に翻弄されず、広い視野を持っていたいですね。わたしですか? 「旬で新鮮なもの」を基準にお買い物しています。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。