わたしが愛飲している「アサイースムージー」というジュースがあります。気温もぐんぐん上がってきたので、酸味のある冷たいスムージーが美味しく感じます。ところで、このジュースのパッケージに「アグロフォレストリー農法」という言葉が印刷されているのですが「アグロフォレストリー」って何のことだか分りますか? どうやらエコに繋がるコトバのようです。
「アグロフォレストリー」は、農業や畜産業などの生産方法ひとつですが、一般的な農業や畜産業とは違います。森の中で樹木を植栽しながら、その樹間で動植物を育成する農法で、森林と産業物が同じグランドで一緒に育まれていくことを目指しています。日本語では、森林農業とか混農林業とかいうそうです。
この画期的なアイデアが生まれた背景には、熱帯地域などの深刻な森林破壊の問題がありました。消失の原因として、焼畑による移動耕作などによる森林伐採があり、それを食い止めるための農法として、森林を再生しながら作物を生産できるアグロフォレストリーが注目されるようになったそうです。
ところで、アグロフォレストリーで商品化されたもので私が知っているのは、愛飲中のこのジュースだけです。このジュースも数年前は、高級系のスーパーでないと置いていなかったのですが、最近はごくごく普通のスーパーでも置かれるようになってきています。認知度が高くなれば、この生産方法で作られた商品が身近に増えてくるのかもしれません。天然資源を守ることに繋がるのなら、こういった商品がもっと身近になるといいですね。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。