「バンブーレーヨン」という竹から作られた繊維が注目されているそうです。竹といえば、昔から竹の葉でご飯や和菓子などを包んだ料理がありますが、古人は見た目や香りを楽しんでいただけでなく、竹の持つ優れた特性に経験上気づいていたのかもしれません。
バンブーレーヨンにもその性質が活かされています。高い抗菌性と防臭性でニオイを抑える効果が期待できほか、水分の吸収性と放出性が非常に高いそうです。さらに、熱伝導性が高いため接触冷感性を発現。これからの季節には最適な素材といえますね!
また、衣類を選ぶとき肌触りを気にする人は多いと思いますが、この点もバンブーレーヨンは優秀のようです。ある有名な高級タオル専門店は、ホームページでバンブーレーヨンを「絹のような光沢とカシミアのような肌ざわり、綿のような扱いやすさを合わせ持った奇跡の再生繊維」と紹介しています。
そして何より強調したいのはエコロジー性。木を一度伐採すると数十年間は再利用ができないそうですが、竹は成長が早く1日1メートル以上も成長するため短周期で再生産が可能。竹を上手に利用すれば、森林破壊を抑制できます。
しわになりやすい、縮みやすいなどの弱点もあるそうですが、各メーカーが研究を重ねて弱点克服を進めているそうです。進化するエコ繊維にみなさん注目しましょう!
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。