赤ちゃんを育てるとき、たくさんの育児用品を準備しなくてはいけません。特に最初の子は親の方も経験がないので手探りの準備。購入した育児用品も赤ちゃんがお気に召さず、まったく使わなかったなんてこともよく聞く話です。また子供が成長してようやく手がかからなくなってくると、欠かせなかった育児用品も不要になります。中でもベビーカー/バギーやベビーベッドなどは、大きくて存在感があるぶん無用の長物に感じることでしょう。
あるベビー用品メーカーが独自の調査を行ったところ、9割の人が不要となったベビー用品を捨てることに抵抗を感じているということが分かったそうです。理由は「子どもとの思い出が詰まっているから」「まだ使える、もったいない」など。その一方で、さらに多くの人が「ベビー用品の処分に困った」と感じているそうです。自ら廃棄するのは忍びないけど、持っているのも煩わしいという微妙な心持でいるということなんですね。なんとなく察することができます。
ベビー用品メーカーで、「Combi(コンビ)」という有名ブランドがあります。育児中もしくは育児を経験したパパさんママさんなら、誰もが知っているメーカーかもしれません。そのコンビでは国内初の試みとして2010年9月から、自社の不要になったベビー用品を無料で回収する「ecoact(エコアクト)」というサービスを行っています。対象商品はecoactマークが付いているバギー、ハイアンドローチェア、ベビーシートなど。まさに赤ちゃんが大きくなって、使わなくなると処分に困りそうな大物商品ばかりです。回収されたこれらの商品は、部品を分解リサイクルして、資源へと還元されます。回収受付期間は購入してから2~7年とけっこうたっぷり設けられているので、初めての子に買った商品だったとしても、2人目の子供に使ってから回収してもらうことも場合によってはできるかもしれませんね。なかなかありがたいサービスではないでしょうか。
この「Combi」のサービスは親にとってもありがたいものですが、同時に環境に配慮したサービスでもあります。そして環境配慮型商品を利用することは、地球環境を次世代へ継承する運動にもつながります。こんなベビー用品を選ぶこともパパやママができるベビーへの愛の形かもしれません。
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2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。