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経済産業省、iPhone／Android向け電力需給ひっ迫警報アプリを提供開始

経済産業省は、電力需給がひっ迫した際に出される警報「電力需給ひっ迫警報」を携帯電話やスマートフォンに知らせる「需給ひっ迫お知らせサービス」を開始した。対象は、東京電力と東北電力エリア。

電力需給ひっ迫警報は、電力需要に対する供給力の余力が3％未満になる恐れがあり、計画停電実施の可能性がある日の前日の午後6時に発令される。また当日の午前8時30分には、電力受給ひっ迫警報の第2報が出され、計画停電の有無や、実施される可能性が高い場合は時間帯などが知らされる（午前9時30分から計画停電が実施される場合は午前7時30分に第2報が出される）。

携帯電話向けの需給ひっ迫お知らせサービスでは、事前にメールアドレスと居住地域などを登録することで、電力需給ひっ迫警報が発令された際にメールが配信される仕組み。なお登録は無料だが、通信にかかるパケット代は自己負担になる。

iPhone／Android搭載のスマートフォン向けには、電力需給ひっ迫警報アプリケーション「節電Action」の提供が開始された。スマートフォンに「節電Action」をインストールすることで、電力需給ひっ迫警報が出された際に、画面に通知が表示されるようになる。また電力使用率に応じた自動通知機能（使用率が97%を超えた際、または使用率が92～96％間でユーザが設定した値での通知）がサポートされている。さらにバージョンアップによって、過去の電力使用量を保存する「節電カレンダー」や、節電アイデアを写真投稿できる「節電スナップ」、でんき予報などの通知機能が追加される予定。App Store、Android Marketから無料ダウンロード可能。「節電アクション」の検索でアプリケーションを見つけられる。

現在のところ、電力需給ひっ迫警報が発令されたことはない。今後も発令されないことを祈るばかりだが、万一に備えて今回のお知らせサービスに登録しておこう。