2011年12月10日(土) 9時58分 公開
オムロンと京セラは、パワーコンディショナの一部に発煙の恐れがあるとして、対象製品の無償点検・修理を実施すると発表した。
製品に内蔵されているフィルムコンデンサという部品に一部性能の低いロットが含まれており、雷など外部からの異常な高電圧(サージ)を受けると、部品が破損し、発煙する恐れがある。京セラは、仮に発煙しても、製品が金属カバーで覆われているため、製品内での焼損にとどまり、発火・延焼に至ることはないと説明している。
対象となるのは、オムロンが2001年10月から2002年8月の間に製造したオムロンブランドの「形KP40F」、京セラブランドの「PVN-402」「PVN-302」。対象製品の利用者に「ダイレクトメール」を送付し、点検・修理を実施する。対象製品かどうかは、パワーコンディショナの側面に貼られている銘板シールの形式と製造番号で確認できるということだ。
点検と修理は、パワーコンディショナが動作している日中に一時的に運転を停止して実施される。作業時間は、準備と作業後の確認を含めて1時間30分程度。点検・修理を待っている間に、異常(異臭・発煙)が生じた場合、パワーコンディショナの運転スイッチを切って使用を中止し、販売店などに連絡してほしいとしている。
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