2012年3月30日(金) 13時35分 公開
太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)は、2012年度(平成24年度)の住宅用太陽光発電システムに対する補助金の概要を発表した。
補助金額は、2011年度(平成23年度)の1キロワットあたり4万8000円から、1キロワットあたりのシステム価格によって2段階で単価が異なる方式になる。具体的には、1キロワットあたりのシステム価格が55万円以下のものが3万円/kW、同47万5000円以下のものが3万5000円/kWとなる。システム価格の低い方が補助金単価が高くなっているのは、システムの低価格化を促すためと思われる。
補助金の対象となるのは、これまで「太陽電池モジュールの公称最大出力の合計値が10kW未満」としていたものから、補助対象システムの出力上限の考え方が変更となり、「太陽電池モジュールの公称最大出力の合計値、またはパワーコンディショナの定格出力の合計値のいずれかが、10kW未満であること」とパワーコンディショナの定格出力の合計値の条件が加わっている。たとえば、これまでは太陽電池モジュールの公称最大出力の合計値が11kWとなった場合、住宅用補助金の対象外となっていたが、2012年度ではパワーコンディショナの定格出力の合計値が9kWであれば、補助金の対象となることになった(実際の工事ではこのような案件がある)。
また、ソーラー・パネルのモジュール化後のセル変換効率(モジュール変換効率ではない)の基準が改定され、補助金の対象となる機種が以下のように変更された。これまで補助金の対象となっていたパネルが、2012年度には対象外となる可能性もあるので注意したい。
補助金の受付は、4月下旬から開始され、終了は2013年3月下旬の予定。詳細な日程については、後日発表されるとのことだ。
2015年3月末をもちまして補助金情報の提供は終了しました。