2012年5月22日(火) 12時37分 公開
金属屋根の開発製造や施工などを手がけるカナメは、金属屋根一体型のソーラー・パネル「カナメソーラールーフ」を発表した。
カナメソーラールーフは、最大公称出力195W/190Wのサンテック・パワー製ソーラー・パネルに「屋根機能」を付加させたもの。これにより、屋根面をフラットにでき、ソーラー・パネルが目立たない美しい設置景観を実現する。
またモジュール下の架台が屋根としての機能も有しているため、新築時なら、屋根工事が不要になる。既存の屋根に設置する場合は、水密性などの屋根機能を向上できるとする。さらに瓦が撤去できるため、たとえば屋根面積40平方メートルの場合(ソーラー・パネル30枚)で約2000kgの屋根荷重が軽減され、耐震性能の向上が期待できるとしている。
カナメソーラールーフは、架台が角波板(角型の凹凸加工を施した金属板)となっているため、これがソーラー・パネルと間の通気層となり、太陽熱により暖められた空気が自然換気される。これにより、ソーラー・パネルの温度上昇を抑制、発電効率の低下が軽減できる。
さらに金属屋根一体型で、屋根に段差ができないため、雪が落ちやすく多雪地域(積雪2メートル地域)での設置も可能ということだ。
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